pre・marital 邂逅140
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どろんちょっ!

Author:どろんちょっ!
小説によっては残酷な表現が含まれる場合もあります。

SMの実体験から創作しております。

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一か月分の記事をまとめて読む。
しおりがないので、ご活用ください。

作品概要

新作ジェンダー、

まさかのレイプ社内レイプを目撃してしてしまった相馬。SM出会い系の相手が片思いの彼女であったとは、物語は意外な展開へ

伴奏曲

狂気と恐れられた一人の男を変えたある島で神話にすらなっている女神、あずさ。壮大なスケールで描くエロスにこだわらない描写。

アウトレイジ

大人向け小説、半自伝小説、底辺のどん底、分かち合い許す。すべてはそこから始まる。

邂逅、風俗店長時代のこれもまた半自伝。

SMのしばりにこだわらない自由な作風へと流れていっています。ブログの不便さを改良した作り、手元で続きが気軽に読めるように新作は改良。続きがない場合はTOPなどになるのは悪しからず!

リンクミス多発、気づくと直してますが可笑しな場合は教えて頂くかスルーしてくださいな。


++- 更新履歴 -++

 ここがお座なりになってしまってすいません。 あれもこれもと書きたいんですが本館で書き出した「淫楽の洋館」こちらにUPしていいのかわからない書き出し。本館では難なく読めます。来年の入稿に向けて走り抜けようとしてます。今年はあと一冊だしたら終わりです。 遥かなる想いも既に出版化。

どこまでこっそり更新できるでしょうかね。2012年10月10日現在




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交し合う心の重なりが協奏曲となる。
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邂逅140

 そんなことを言い出したら前の店長だって同じ。

 もっと言い出したら、すべての母子父子家庭の子供もまた同じだ。

「遅い!!」

 私の顔を見ると、ローズちゃんは親しみを込めた笑みとともに言った。

「ごめんね」

 その場を取り繕う笑みを見せる私のすべてを射抜くように鋭い眼差しを投げかける姫ちゃん。このまま「どうしよう」と泣きつきたい思いだ。

 ローズちゃんがオーナーの背中を押している。

 オーナーはローズちゃんに押されるがまま歩き出す。

 意味深な笑みを姫ちゃんはローズちゃんの後姿にも投げかけている。

 まったく真意を見せないでいる姫ちゃんの思惑はどこにあるのだろうか。

 ローズちゃんに背中を押されるオーナーは「参ったな」と笑みを見せる。

 回転寿司しか食べたことのない私は初めてのお寿司屋さんを前にして本当にいいのだろうかと立ち止まる。

 この店も喫茶店のような昭和をまさに描く古臭さがある。

 電灯の灯った看板に「寿司」と書いてあるから間違えて入ることはないが、安い居酒屋と勘違いされそうな概観。

 汚いお店ほど美味しいとはいうが、あまり大したことはない印象を受ける。

 またここもオーナーの戦友の一人なのだろうか。

 暖簾をくぐるとオーナーは「また姫の大勝だ」と店内に入っていった。

 躊躇うのは私だけ、ローズちゃんはいつもの席だというだと顔で席についた。満面の笑みを浮かべている。

 姫ちゃんはオーナーが座ると、その横に座った。

 ローズちゃんは二つ席を空けている。

「なぎさ」

 足を止めたままの私はそっと店内を覗くように入る。魚独特の生臭さがある。

 粋のいい板前さんの「いらっしゃい」をイメージしていたがオーナーと雑談から「いつもご贔屓に」となっている。

 私はローズちゃんの横に座った。

 子供ではないから、どうオーダーしていいのかはテレビで見て知っているつもりだ。回転寿司のようにパッと食べたいものを言う。

 それでいいのかさえわからない。私が躊躇い続けているとローズちゃんが遠慮もなく「時価フルオーダー」と言っている。

 オーナーはカウンター越しに手を伸ばしている。深夜というだけあってか、お客は私達だけ。概観を考えると繁盛しているお店とは思えないが常連客は意外といそうだ。

 この板前さんであろう奥さんが慌てて奥から出てきた。お上さんはグラスを二つ手にしている。

 オーナーが手にしているのは一升瓶。



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