pre・marital 邂逅145
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どろんちょっ!

Author:どろんちょっ!
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作品概要

新作ジェンダー、

まさかのレイプ社内レイプを目撃してしてしまった相馬。SM出会い系の相手が片思いの彼女であったとは、物語は意外な展開へ

伴奏曲

狂気と恐れられた一人の男を変えたある島で神話にすらなっている女神、あずさ。壮大なスケールで描くエロスにこだわらない描写。

アウトレイジ

大人向け小説、半自伝小説、底辺のどん底、分かち合い許す。すべてはそこから始まる。

邂逅、風俗店長時代のこれもまた半自伝。

SMのしばりにこだわらない自由な作風へと流れていっています。ブログの不便さを改良した作り、手元で続きが気軽に読めるように新作は改良。続きがない場合はTOPなどになるのは悪しからず!

リンクミス多発、気づくと直してますが可笑しな場合は教えて頂くかスルーしてくださいな。


++- 更新履歴 -++

 ここがお座なりになってしまってすいません。 あれもこれもと書きたいんですが本館で書き出した「淫楽の洋館」こちらにUPしていいのかわからない書き出し。本館では難なく読めます。来年の入稿に向けて走り抜けようとしてます。今年はあと一冊だしたら終わりです。 遥かなる想いも既に出版化。

どこまでこっそり更新できるでしょうかね。2012年10月10日現在




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交し合う心の重なりが協奏曲となる。
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邂逅145

 榊原さんが来てくれたのだろう。

 私は控え室からでるといつものようにプレイルームに行った。

 私がお寿司屋さんに行ったことを榊原さんに話すと「是非、なぎさちゃんに案内したいところがある」と榊原さんは言う。

 もう「うん」でいいだけの会話になっている。どう話していいのかわからない私の言葉を榊原さんが言葉にしてくれるからそれに頷けばいい。

 榊原さんにもう私は警戒心がない。

 店が終わると店外で「タクシーで待っています」と榊原さんは私に言った。

 なにも言わなくてももわかってくれる榊原さんと一緒にいるととても安心する。

 逆に店長は一緒にいてあげないとなにをしでかすかわからない側面を感じさせる。甘えたがりの私からしたらベタベタした関係は嫌いではない。

 榊原さんとは違ったこころの大きな揺れの中、私はお店が閉店すると着替え、今日のバックを店長から受け取る。

 いつもの愛想のない店長はとても事務的、逆ににこやかなオーナーは「また行こうな」と私に言ってくれる。

 姫ちゃんは「こんなお店、もう日本中探してもないよ」と言っていた。

 オーナーがいなければ、確かにそんな雰囲気になりそうだ。

 にこりともしない店長は、即退店を言い渡すだけで終わりそうな気がする。

 前の店長がどう女の子に応対しているのかわからないが、あの優しい感じはとても女の子に紳士的だと私は思う。

 でも店長が言うように厳しくしていないと諍いが続くどころかあれが当たり前になる。

 そう考えると店長の一貫とした考えもわからないでもない。

 店外にでるとタクシーが見える。

 そのまま歩き出す私の背後の影に振り向いた。

「店長?」

 気のせいかと私は足を止めた。

 いや、あの後姿は間違いなく店長だ。

 裏口のドアが閉まる音が聞こえた。

 明日、出勤とともに私は解雇になるかも知れない。

 店長が山林で話した出来事を私は忘れたわけではないが、まさかの思いでいる。

 榊原さんが私の顔を見ると「お疲れ様」と言ってくれた。

 私は榊原さんに頷き笑いながらも顔が曇る。

 タクシーの中ではどこか話し辛い。

 榊原さんが案内してくれたのはお寿司屋さんであったが外国人ばかりなら板前さんも外国人。

 不慣れなたどたどしい「いらっしゃい」に思わず私は笑う。

 活きはいいが、どこか変。

 お寿司といっても日本人が考えているのとは少し違う。

 創作寿司に近ければ定番といえるお寿司もある。

 驚き私は辺りを窺う。

 カウンターにはとても座れそうにないのがまた面白い。



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