pre・marital 遥かなる想い8
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どろんちょっ!

Author:どろんちょっ!
小説によっては残酷な表現が含まれる場合もあります。

SMの実体験から創作しております。

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作品概要

新作ジェンダー、

まさかのレイプ社内レイプを目撃してしてしまった相馬。SM出会い系の相手が片思いの彼女であったとは、物語は意外な展開へ

伴奏曲

狂気と恐れられた一人の男を変えたある島で神話にすらなっている女神、あずさ。壮大なスケールで描くエロスにこだわらない描写。

アウトレイジ

大人向け小説、半自伝小説、底辺のどん底、分かち合い許す。すべてはそこから始まる。

邂逅、風俗店長時代のこれもまた半自伝。

SMのしばりにこだわらない自由な作風へと流れていっています。ブログの不便さを改良した作り、手元で続きが気軽に読めるように新作は改良。続きがない場合はTOPなどになるのは悪しからず!

リンクミス多発、気づくと直してますが可笑しな場合は教えて頂くかスルーしてくださいな。


++- 更新履歴 -++

 ここがお座なりになってしまってすいません。 あれもこれもと書きたいんですが本館で書き出した「淫楽の洋館」こちらにUPしていいのかわからない書き出し。本館では難なく読めます。来年の入稿に向けて走り抜けようとしてます。今年はあと一冊だしたら終わりです。 遥かなる想いも既に出版化。

どこまでこっそり更新できるでしょうかね。2012年10月10日現在




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交し合う心の重なりが協奏曲となる。
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遥かなる想い8

 片桐は組んでいた足を組み替えた。

「病院の手配はこちらでしておこう」

「ありがとうございます」

 シュウは深々と片桐に頭を下げた。

 片桐のことだ。気をまわして、総合病院を紹介してくれることだろう。

 シュウの思惑どおりしばらくして、携帯電話の着信が鳴った。

 丁重にシュウは医院長に挨拶をする。ユイの症状をシュウは手短に医院長に伝えた。

 金曜日の夜、診察ということでシュウは予約をとった。

 ユイは保育士をしている。

 わざわざ勤め先である保育園を休む必要はないが、念のために入院はしたほうがいいだろう。

 入院とまでいかなくても自宅で安静にしたほうがいい。

 痛みが心配だ。

 子供の保育は思った以上に体力も使えば、身体を動かす。

 数日は、自由に動きたいと片桐に申し出ている。

 ユイの状態は、医院長を通じて片桐に伝わることだろう。

 

 次の日、シュウはユイに連絡をとると食事に誘った。

 今週の金曜日から日曜の昼ごろまで、予定を空けていて欲しいとシュウが言うと、ユイは不安な表情を浮かべた。

 詳しい説明は医師に任せておけばいい。

 問題は、ユイの手術が終わった後だ。

 このまま、ユイの傍にいたい気持ちはある。だが、それでは自分が駄目になってしまう。

 中途半端な気持ちで、この世界を生き延びられるとは思っていない。

 食事を終えるとシュウはユイを自宅に送った。

 ユイは色々なことを聞きたがったが、何一つとしてシュウは答えることができないでいた。

 

 

     *

 

 

 

 入院当日、シュウはユイの勤め先である保育園まで迎えに行った。

 そのままシュウとユイは総合病院へと向かう。

 ユイは見えてきた総合病院に不安な声をもらした。

「大丈夫だよ」

 シュウはユイの鞄を持った。入院する個室へと向かう。

 ユイはシュウが案内した個室に驚いた顔をした。

「無理しなくていいから。相部屋でいいのに」

「医療費の心配もなにもしなくていい。恥ずかしいだろうが、内診を受けて医師の説明を黙ってユイは聞けばいい。手術は明日になるそうだ」

「なんだか、特別扱いのようで怖いな」

 ユイは不安そうにベッドに腰掛けた。

「鞄ここに置くね」

 シュウはそう言うと「なにか飲み物を買ってくるよ」と言った。

 そのままシュウは産婦人科の診察室に向かう。

 ドアをノックし中に入るとオペを担当する医師と片桐がいる。

 シュウは片桐に「ご足労をお掛けして申し訳ありません」と言った。



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