pre・marital 邂逅150
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どろんちょっ!

Author:どろんちょっ!
小説によっては残酷な表現が含まれる場合もあります。

SMの実体験から創作しております。

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セミ作家と活躍中?!です。
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一か月分の記事をまとめて読む。
しおりがないので、ご活用ください。

作品概要

新作ジェンダー、

まさかのレイプ社内レイプを目撃してしてしまった相馬。SM出会い系の相手が片思いの彼女であったとは、物語は意外な展開へ

伴奏曲

狂気と恐れられた一人の男を変えたある島で神話にすらなっている女神、あずさ。壮大なスケールで描くエロスにこだわらない描写。

アウトレイジ

大人向け小説、半自伝小説、底辺のどん底、分かち合い許す。すべてはそこから始まる。

邂逅、風俗店長時代のこれもまた半自伝。

SMのしばりにこだわらない自由な作風へと流れていっています。ブログの不便さを改良した作り、手元で続きが気軽に読めるように新作は改良。続きがない場合はTOPなどになるのは悪しからず!

リンクミス多発、気づくと直してますが可笑しな場合は教えて頂くかスルーしてくださいな。


++- 更新履歴 -++

 ここがお座なりになってしまってすいません。 あれもこれもと書きたいんですが本館で書き出した「淫楽の洋館」こちらにUPしていいのかわからない書き出し。本館では難なく読めます。来年の入稿に向けて走り抜けようとしてます。今年はあと一冊だしたら終わりです。 遥かなる想いも既に出版化。

どこまでこっそり更新できるでしょうかね。2012年10月10日現在




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交し合う心の重なりが協奏曲となる。
http://autoreizi.blog.fc2.com/
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邂逅150

「ありがとう」

 それでは足りない気がする。

 でも、もし姫ちゃんがいたら私はその場で張り倒されたことだろう。

「なに、ふざけたこと言っている」

 わかっている、わかっているけど、どうしても自分の気持ちを騙すことも言い聞かすことすらできない。

 それが自らの甘さだ。

 明日、店長から解雇を言い渡され、背中を向けられたら違う明日が見えてくる。

 数日は泣くだろうが、この痛みが本当の失恋であって大人になろうとする痛みだ。

 嫌でも大人にされるのか、自らで大人になるしかないのかも私にはわからない。

 痛みから逃げ続けたら私はただの臆病者であってなんの成長もしない。

 傷つくことは怖い。世辞ばかりの甘い世界で生きていきたいがその考え自体が甘い。

 わかっている、わかっている。

 だけど、自宅に戻り、いつもならグッスリ眠れてしまえる私がその日はまったく一睡もできない。

 いつしか、うとうとしているものの頭が変に冴え渡っている。

 私は勤務時間が近づくと身支度を整える。

 大きく深呼吸をして、私はいつものように出勤する。

 その場で解雇を言い渡されると思ったが店長はなにも言ってこない。

 張り詰めた思いに私は姫ちゃんに無意識に語りかけていた。

 一喝されると思ったが、姫ちゃんは静かに私の話しを聞いてくれる。

 姫ちゃんはスマートフォンを操作すると私にローズちゃんからのメールを見せてくれた。

 ただただ「どうしよう」の一文ばかり。

「本当に好きなら、なかなか男は手を出せない。嫌われたくない、でも抱きたい。セックスと愛情がイコールではないけど男が本気になればなるほどに面白いミスマッチになるもんだよ」

「そうね」

 姫ちゃんの語りかけに如月さんがさらに言葉をそえる。

「いくつになっても男は子供。好きだからちょっかいをかけたい癖に大人になるに連れてどうしたらいいのかわからなくなる。ちょっかいをかけたがる、かまってちゃんもそうね。好きな癖に女の子が嫌う言動を取るのが男の子。昔でいうならスカートをめくるようなことかしら」

「だからローズには抱かれてみろと言っているんだけね」

「どちらも怖いのかしらね」

「見てると背中を突き飛ばしたくなる」

 姫ちゃんと如月さんの話しを私は聞きながら店長もまた、あれはあれでちょっかいの一つだったのかと思えば、ただの性欲の一端にも思える。

 山林での出来事、店長が誘ってくれなければなにも起こらない私の一方的な片思いで終わったかも知れない。



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