pre・marital 遥かなる想い13
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どろんちょっ!

Author:どろんちょっ!
小説によっては残酷な表現が含まれる場合もあります。

SMの実体験から創作しております。

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しおりがないので、ご活用ください。

作品概要

新作ジェンダー、

まさかのレイプ社内レイプを目撃してしてしまった相馬。SM出会い系の相手が片思いの彼女であったとは、物語は意外な展開へ

伴奏曲

狂気と恐れられた一人の男を変えたある島で神話にすらなっている女神、あずさ。壮大なスケールで描くエロスにこだわらない描写。

アウトレイジ

大人向け小説、半自伝小説、底辺のどん底、分かち合い許す。すべてはそこから始まる。

邂逅、風俗店長時代のこれもまた半自伝。

SMのしばりにこだわらない自由な作風へと流れていっています。ブログの不便さを改良した作り、手元で続きが気軽に読めるように新作は改良。続きがない場合はTOPなどになるのは悪しからず!

リンクミス多発、気づくと直してますが可笑しな場合は教えて頂くかスルーしてくださいな。


++- 更新履歴 -++

 ここがお座なりになってしまってすいません。 あれもこれもと書きたいんですが本館で書き出した「淫楽の洋館」こちらにUPしていいのかわからない書き出し。本館では難なく読めます。来年の入稿に向けて走り抜けようとしてます。今年はあと一冊だしたら終わりです。 遥かなる想いも既に出版化。

どこまでこっそり更新できるでしょうかね。2012年10月10日現在




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交し合う心の重なりが協奏曲となる。
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遥かなる想い13

「照れちゃって可愛いね」

「渡瀬」

 大学生の頃、一番の悪友であり親友だった渡瀬がいなければ、ユイと今頃どうなっていたのだろうか。

 ユイは渡瀬の声に、ようやくこちらを向いた。

 ぎこちなく笑うと、ユイは足早にその場を立ち去った。

「やったじゃん」

 渡瀬は屈託のない笑みで、シュウの首に腕をかけた。

「照れるな、照れるな」

 今頃、渡瀬はどうしているだろうか。

 シュウは携帯電話の画面に視点を戻した。

 目を伏せ、緊張したユイに片桐は花束を抱かせるように手渡した。

「ありがとうございます」

 ぎこちなく笑うユイをどこか楽しむ片桐がいる。

 時々、ちらっとユイは片桐をみる。

 片桐はユイの緊張をほぐすように柔らかく笑った。

 妙に片桐を意識しているのがわかる。

 こうしてユイをみていると、何一つとしてユイは変わっていない。

 片桐はユイの初々しさを楽しめる余裕があるのだろう。

 シュウは煙草に火をつけた。

 くすぐったい思い出ばかりが蘇る。

 情報通を気取った渡瀬は次の日、ユイのことを話した。

「どんと押せよ。照れてばかりじゃ前に進まないぜ」

「そうだけどさ」

 なかなか次にシュウは足を向けられないでいた。

 あれからユイとすれ違うばかりで、なにもユイとの関係に進展はみられなかった。

「お前を意識してるんだからさ。どんといけよ」

 渡瀬は臆病風に吹かれたシュウの背中をよく押してくれた。

「よし、今がチャンス」

 自動販売機の前でユイを見つけたとき、渡瀬はシュウの背中を押した。

「俺が教えたドリンクで間違いないからさ」

 シュウは渡瀬にもう一度、押し出されるように背中を押されたとき、ユイはシュウに気づいた。

 シュウは思い切って、渡瀬が言うドリンクの銘柄のスイッチを押した。

 ユイは一瞬、戸惑った顔をしたが、はにかんだように笑った。

「ありがとう」

「これでよかった?」

「うん」

 シュウは自動販売機から缶ジュースを取り出し手渡した。

「今日、こいつ、バイト休みなんですよ。よかったら誘ってやってくださいよ」

 俯くばかりのユイに渡瀬が見かねたように、話しかけた。

 ちらっとユイはシュウをみると照れた笑みがこぼれる。

「すぐそこの喫茶店なんかどう? 何時待ち合わせがいいかな?」

 渡瀬は、照れるユイをぐいぐいとリードしていく。



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